こトレーニングジムでよく見かける光景があります。腰にベルトを巻いて、スクワットやデッドリフトをしているトレーニーたちです。
厳密には、彼らは腰ではなくお腹に巻いているのです。
今日は、そのトレーニングベルトについて解説していきます。
トレーニングベルトの意義
トレーニングベルトの意義は、これです。
「腹圧を高める」!!!
でも腹圧を高めるとは??
それは簡単です。腹圧を高めるとは、思いっきり息を吸って、そのあとに息を止めること。これで腹圧が入ります。
腹圧を高めてどうなるの?
腹圧を高めることは、体をぶらさないように安定させる役割を持ちます。
仮に、三本のちくわをテーブル上に立たせたいと奮闘しているとします。三本それぞれ立たせるのではなく、三本を紐で縛った方が立たせやすいです。なので、紐で縛ります。
この原理と同じです。
腹圧を高めることで、お腹周りを引き締めて一つの塊になるように縛ります。
お腹を引き締めることで、体を安定させることができるのです。
具体的な、トレーニングベルトの効果
❶パフォーマンス向上
特に、スクワットやデッドリフトに使われるトレーニング用具です。この2種目では、体がブレやすいです。そこで、トレーニングベルトを使って、腹圧を高めることで、トレーニング中の体勢が安定して、通常よりも重い重量を扱えるようになります。
❷怪我の防止
腹圧を高めることは、腰への負担を軽減する役割を持ちます。主に、デッドリフトをするときに使っている人が多いのはこのためです。
腰の筋肉を損傷をすると、トレーニングだけでなく、普段の生活に支障が出てしまいます。
使用上の注意点
❶巻くのはお腹の上
腰に巻くのではなく、お腹の周りに巻くようにしましょう。そして、巻く時は最大限にきつく締めます。少しお腹の皮膚が痛いくらいがちょうど良いです。圧力をかけるので、ゆるいと腹圧をうまく高めることができません。
❸ベルトが体のサイズに合わない時は、使っても意味がない
使用して、お腹に圧力がかからなければ、使用しても意味がありません。お腹が引き締まって、ウエストが細くならなければ、トレーニング中のパフォーマンス向上効果は見られないでしょう。
❷トレーニングベルトを使うことに慣れすぎないようにする
ベルトを日常的に使うと、お腹周りの筋肉が弱まってしまい、体幹部の筋肉が不十分になってしまいます。パフォーマンスを向上させてくれるサプリメントにもよく見られることですが、飲みすぎると中毒化してしまい、毎回のように使用するようになります。
脳内できちんと理解して、時々ベルトなしでトレーニングをすることで、体幹部も強化するようにしましょう。
買う必要がない理由は、これを防ぐためだ。
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